財務・人事明海グループが27日発表した、2025年3月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比1.8%増の328億9900万円、経常利益が同13.7%減の20億7700万円、最終利益が59%減の7億7500万円と増収減益だった。
主力の外航海運業は、売上高が0.4%増の284億9900万円、営業利益は7.7%減の55億3700万円。原油タンカーは比較的高い運賃水準を維持しているが、変動が大きく不安定な状況。石油製品タンカーは好調な市況が続いているが、季節的な下落傾向も見られている。一方、LPG、LNG船は、地政学的な要因や需要増加によって活況を維持している。
バルカーは、大型船では中国経済の影響で不安定な面があるが、中小型船では穀物豊作やパナマ運河の通峡規制によって運賃が上昇傾向。自動車船は自動車生産の増加いより船腹量不足が続くなど歴史的な高水準で推移している。コンテナ船は、パナマ運河の渇水問題や地政学的な不安定要素によって運賃が上昇基調にある。
通期業績は、売上高が前年比5.6%減の614億円、経常利益は同37.1%増の80億円、最終利益が26.8%減の38億円と予想している。
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