荷主商船三井は26日、「中国造船所へのLNG船新規発注を当面見送る」との一部報道に対し、現在の地政学的リスクを踏まえた上で、LNG(液化天然ガス)船の新規発注については慎重に発注先を判断していくと発表した。
同社は、LNGが脱炭素社会への移行を支える重要なエネルギー源であるとし、その安定輸送を担うインフラとしてLNG船の確保が不可欠であると強調。高品質なLNG船の建造が可能な造船所は限られており、調達先の多様性確保の観点から中国造船所は依然として重要なパートナーであると位置づけている。
一方で、米国による中国建造船への追加港湾手数料の検討を受け、各国の海運会社が今後の動向を注視している中、同社は韓国造船所に加えて中国造船所についても自社の品質・安全基準を満たすかどうかを見極めながら対応するという。
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