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WN調査、68%が天気痛を自覚するも7割は未受診

2025年6月11日 (水)

調査・データウェザーニューズ(WN、千葉市美浜区)は、同社が行った「天気痛調査2025」の結果を発表した。調査によると、全国約2万4000人の回答者のうち、68%が天気痛を自覚していることが明らかになった。天気痛とは、天気や気圧の変化によって引き起こされる身体の不調である。

調査結果では、女性の半数が天気痛持ちであり、男性よりも症状が深刻である傾向が示された。発症年齢は男女ともに40代が最多だが、女性は若い世代からの発症が多く、過半数が30代までに発症している。

症状では頭痛が圧倒的に多く87%を占め、次いで眠気(53%)、肩こり・首こり(50%)が続いた。3割の患者が週に2回以上症状に悩まされており、若い世代ほど発症頻度が高い。

季節性については、過半数が年中症状に悩まされているものの、22%が梅雨時期に症状の悪化を感じると回答した。5人に1人が梅雨に特に影響を受けている計算である。

対策方法では7割が薬物療法を選択している一方、3割は痛みを我慢している。我慢する理由として「正しい対処方法が分からない」が最多であった。

天気痛による社会的影響も深刻で、3人に1人が仕事や学校を休むなど生活に支障をきたしており、9割以上が仕事や勉強の効率低下を感じている。症状緩和にかける費用は全国平均で月1995円となっている。

症状を自覚している人の70%が医療機関を受診していないという実態も判明し、適切な治療機会を逃している可能性が指摘される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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