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宮崎県、有機野菜流通モデル構築を企画競争で選定

2025年6月11日 (水)

国内宮崎県は11日、有機農産物の効率的な流通モデルを構築するため、流通実態調査やモデル構築に向けた実証事業を行う事業者を募集すると発表した。農家が個別に輸送することの多い有機野菜の流通方法を確立して輸送コストを抑え、関東や関西、福岡など大消費地への販売量の増大を図る。

環境への負担が少ない農業が注目されるなか、有機野菜の栽培や販売に取り組む農家も増えているが、有機野菜は個別に注文を受け付け、その都度発送することが多く、一般的な野菜に比べて流通コストが高い。このため、宮崎県では有機農業者の流通の実態を把握し、効率的な流通モデルの構築を図ることにした。農家による共同配送のほか、市場やJA出荷便の活用、 フェリーや航空便などを組み合わせた効率化などを想定しており、関東や関西、福岡などへの売り込みを目指す。

事業者は県内の有機農業関係の協議会に所属する農家や卸業者、小売店などから聞き取り調査を行うなどして、流通の実態を調査。その結果をもとに効率的な流通方法を検討し、実証を行う。

事業者の選定はプロポーザル方式で、参加申し込みは7月2日まで。9日までに企画提案書を提出する。その後ヒアリングを経て、22日以降に結果を通知する。

委託料の上限は300万円で、事業は2026年3月31日までの予定となっている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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