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兵庫県、電気除く製造業立地件数が全国1位

2013年11月18日 (月)

拠点・施設兵庫県は15日、経済産業省の工場立地動向調査をもとに2013年上期の兵庫県の立地動向をまとめ、公表した。工場の新増設のための1000平方メートル以上の用地取得(借地を含む)が対象。

13年1-6月の立地件数は39件(前年同期34件)で、このうち新設は32件(同27件)、増設は7件(7件)となった。全国別順位は4位。メガソーラーなどの「電気業」を除く「製造業」で兵庫県(34件)は1位。

同県の立地件数は08年秋以降の景気後退を背景に減少していたが、10年下期から増加に転じ、特に電気業を除く製造業では、11年、12年に続いて全国1位と安定した立地になっている。

立地面積は63.3ha(45.1ha)で、このうち新設は57.5ha(41ha)、増設は5.8ha(4.1ha)だった。都道府県別全国順位は12位で、電気業を除く製造業では3位となった。

産業団地の立地は11件(全立地件数の28.2%)で、前年同期の16件と比べ31.2%減少した。

業種別立地件数は、非鉄金属製品製造業、生産用機械器具製造業、電気業がそれぞれ5件で最も多く、次いで食料品製造業が4件、鉄鋼業、金属製品製造業がそれぞれ3件、木材・木製品製造業、ゴム製品製造業、窯業・土石製品製造業、はん用機械器具製造業、業務用機械器具製造業、輸送用機械器具製造業がそれぞれ2件の順となり、14業種と幅広い業種があった。

業種別立地面積は、電気業(27.8ha)が最も大きく、次いで業務用機械器具製造業(8.6ha)、非鉄金属製品製造業(5.8ha)、生産用機械器具製造業(5.7ha)、輸送用機械器具製造業(4ha)、食料品製造業(3.9ha)の順に大きい。

地域別では阪神地域(神戸・阪神北・阪神南)、西播磨地域(中播磨・西播磨)がそれぞれ11件と最も多く、次いで東播磨地域(東播磨・北播磨)の10件、但馬地域が3件、丹波地域、淡路地域がそれぞれ2件となった。

地域別立地面積は阪神地域11.5ha、東播磨地域16.3ha、西播磨地域26.1ha、但馬地域2.3ha、丹波地域3.2ha、淡路地域4ha。

産業団地への立地は11件(前年同期16件)で、うち新設が9件、増設が2件。地域別では阪神地域、東播磨地域がそれぞれが4件、中播磨地域、丹波地域、淡路地域がそれぞれ1件となった。