荷主日鉄エンジニアリング(東京都品川区)は28日、コスモエコパワーと共同で、FIP移行後の陸上風力発電所を活用したオフサイトPPAの運用を開始したと発表した。複数の風力発電所を組み合わせ、キオクシア岩手(岩手県北上市)へ再生可能エネルギー由来の電力を供給する。
今回のスキームでは、青森県の「新岩屋ウインドパーク」、山形県の「鶴ヶ峰風力発電所」、秋田県の「風の杜おが風力発電所」の3電源を活用する。設備能力はそれぞれ2万7000キロワット、7480キロワット、4200キロワットで、初年度の供給電力量は35ギガワット時を見込む。年間のCO2削減効果は1万5110トンを想定している。
特徴は、複数の風力電源を束ねるアグリゲーションによって出力変動を抑え、1時間単位で需要と発電量を一致させる「アワリーマッチング比率」を高める点にある。再生可能エネルギーは天候による発電変動が課題とされるが、異なる地域の風力発電を組み合わせることで供給安定性を向上させる。

▲今回のオフサイトPPA供給先のキオクシア岩手(出所:日鉄エンジニアリング)
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