ロジスティクス全日本トラック協会は国土交通省の「標準的運賃」に基づいて運賃を自動計算できる「標準的運賃計算システム」(簡易版・詳細版)を開発し、ウェブサイト上で公開している。新システムは地図上で出発地や到着地を指定すると、標準的運賃表に準拠した運賃を計算する。
簡易版では、地図上で地点をクリックすることで距離制運賃を算出できる。操作手順は小型車・中型車・大型車・トレーラーから車種を選択し、届け出の運輸局も指定する。高速道路を使うか否かを選び、出発地・到着地を地図上で選択する。次に、「標準的運賃(概算)を計算する」ボタンを押せば基準運賃額が画面に表示される。

▲出発地と到着地をクリックするだけで瞬時に運賃を表示する(出所:全日本トラック協会)
一方、「詳細版」ではより多様な条件にも対応している。車種・運輸局の選択に加えて、運行距離の計測方法を地図地点指定や住所入力、距離数(キロ程)直接入力、フェリーを利用する場合は乗船港名や下船港名の入力から選ぶことができる。加えて、料金や割増を適用したい場合は専用の設定欄に金額や条件を入力し、「計算ボタン」を押すと基準運賃額に料金と割増を加算した算出金額が現れる。フェリー区間がある時は「高速道路を利用する」の選択が必要となる。
地図データ状況により出発地住所が取得できない場合は近隣エリアを起点・終点とする。計算された金額はあくまで概算となり、消費税などは含まれない。フェリー区間利用時は料金や割増計算ができない仕様となっている。
■「標準的運賃 地図からの運賃計算システム(簡易版・詳細版)」
https://jta.or.jp/member/kaisei_jigyoho/system.html
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