調査・データ三菱総合研究所は26日、総務省の「新東名高速道路の一部区間における自動運転レベル4トラック実証と連携したV2N通信を用いたユースケース実証に関する検討事業」を受託したと発表した。
同事業は関係府省庁や民間事業者と連携し、新東名高速道路駿河湾沼津サービスエリア(SA)から浜松SAまで100キロの区間で、自動運転レベル4トラックの実証運行を見据え、インフラ側と車による携帯キャリア網を用いた間接通信であるV2N通信の通信品質および運用の実証を進めるもの。V2N通信は、車両と通信ネットワーク間で情報を双方向にやりとりし、自動運転車両の運行管理や遠隔監視などを実現する。
今回、三菱総研は実証実験全体の計画立案と関係省庁との調整を担当し、関連パートナー企業のまとめ役も担う。自動運転インフラの政策立案や技術コンサルティング等で得た知見を生かし、事業推進に寄与する立場を取る。事業にはインターネットイニシアティブ、NTTコミュニケーションズ、MRA(東京都千代田区)、先進モビリティ(茨城県つくば市)、ソフトバンク、ダイナミックマッププラットフォーム(東京都渋谷区)、T2(千代田区)、豊田通商が参画する。
T2は自動運転レベル4トラックを開発、2027年に幹線輸送サービスの運用を目指している。今回の実証で自動運転トラックを提供し、V2N通信を用いた「先読み情報提供」などの有効性を、自動運転システムを構築する立場から評価する。
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