サービス・商品フォークリフトなど搬送車両の稼働状況をリアルタイムに把握できるシステム「GuideNS」を開発したGuide Robotics(ガイドロボティクス、東京都千代田区)は27日、東京ロジファクトリー(立川市)の川越事業所(埼玉県川越市)に、同システムが導入され、本格運用を開始したと発表した。

▲川越事業所で稼働するフォークリフト(出所:Guide Robotics)
GuideNSには、カメラやイメージセンサーを用いて自己位置の推定と周囲の環境の把握を行うVisual SLAM技術が用いられている。エッジデバイスを既存のフォークリフトや作業カートに後付けすれば、フォークリフトなど搬送車両の稼働状況を高精度で、リアルタイムに把握できるようになる。これによって、現場の作業効率や安全性などを高め、製造・物流現場のDXを加速する。
東京ロジファクトリーは、物流業務の請負から現場の運営、改善提案まで一貫して対応する総合物流会社。作業の可視化と生産性の向上、安全性の強化を目的に導入を決めた。
今回の川越事業所での導入では、Guide Roboticsが現場ごとの運用課題に応じて、最適なレイアウト設計やルート設計を支援するとともに、現場スタッフと協力しながら継続的に改善に取り組んでいる。さらにGuideNSによって取得された位置データを倉庫管理システム(WMS)などの既存システムと突合・分析することで、作業の偏在や滞留箇所といったボトルネックを定量的に把握し、現場改善に活用している。
両社は今後も連携を強化し、川越事業所での成果を踏まえたうえで、他拠点でも作業環境の改善やDX推進に取り組んでいくとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com