ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

国内貨物物流市場、33年に4150億米ドル規模

2025年7月9日 (水)

調査・データ米市場調査会社のIMARCグループは24日、日本の貨物物流市場の規模は2024年に3220億米ドルに達し、33年には4150億米ドルにまで拡大するとのレポートを公表した。この間の年平均成長率は2.9%と予想している。

日本ではオンラインショッピングの需要の拡大によって、効率的な貨物物流サービスへのニーズが大幅に高まっており、物流事業者は配送ネットワークの強化と、より迅速な配送システムの導入が迫られている。特に顧客の期待に応えるため、高度な追跡システムやルート最適化技術、ラストマイル配送の改善といった新技術の導入が進んだ。また、小口・大量輸送が増加し、物流インフラへの革新を促している。

貿易面でも国際協定や地域連携への積極的な参加により、物品の輸出入量が増加しており、貿易を支える強固な貨物物流システムへのニーズも高まっている。さらに、道路や鉄道、航空、海上輸送を組み合わせた複合輸送がますます重視されるようになり、貨物輸送を効率化するための複合輸送ハブと協調的なスケジュール設定が一般的になりつつある。

このほか、環境負荷低減への関心が高まりから、各企業は代替燃料車両の導入や排出量削減のための輸送経路最適化、持続可能な梱包方法の検討を進めており、貨物輸送事業者は低排出技術やエネルギー効率の高いインフラへの投資を迫られている。

こうした状況を受け、レポートでは日本の貨物物流市場の将来について、「自律配送システム、スマート倉庫、AI(人工知能)を活用したルート計画といった先進技術は、物流業務全体に広く普及し、環境配慮型車両の導入や最適化された貨物ネットワークなど、持続可能な輸送手段への注目も高まっていく」としている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。