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DNP、気候変動対策でCDPから6年連続最高評価

2025年7月9日 (水)

認証・表彰大日本印刷(DNP)は8日、環境情報開示システムを運営する英国の非営利団体CDPが2024年に実施した「サプライヤーエンゲージメント評価」で最高評価を獲得し、「サプライヤーエンゲージメント・リーダーボード」に選定されたと発表した。同社がリーダーボードに選定されるのは6年連続となる。

CDPでは、企業のサプライチェーンでの気候変動問題への取り組みを、「目標」、「サプライヤーエンゲージメント」、「スコープ3排出量」、「リスク管理プロセス」、「ガバナンスと事業戦略」の5つのカテゴリーで評価している。それぞれ、8段階(A、A-、B、B-、C、C-、D、D-)で評価され、最高評価のAを獲得すると、リーダーボードに選定される。

DNPは、原材料調達から生産、流通、使用、廃棄・リサイクルまで製品・サービスのライフサイクル全体を通じた温室効果ガス(GHG)排出量の削減に努めており、こうした活動が高く評価された。

同社は1972年に業界に先駆けて環境専門の部署を社内に設置。2020年3月には「DNPグループ環境ビジョン2050」を策定し、社員一人一人があらゆる事業で環境との関わりを強く意識し、「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の実現に向けた活動を加速するとの理念を掲げた。

脱炭素社会については、自社拠点での事業活動にともなうGHG排出量の2050年までの実質ゼロと、製品・サービスを通じた環境負荷低減を目指している。24年4月にはスコープ1+2排出量を30年度までに19年度比で46.2%削減すると目標を引上げ、さらにことし4月には、スコープ3排出量についても、30年度までに19年度比で27.5%削減するとの新たな目標を設定した。これらの目標は、SBTイニシアチブが定める「1.5度目標」として認められ、同月に認定更新を取得した。

こうしたサステナビリティ関連の取り組みはCDPに高く評価され、ことし2月には「気候変動」分野で3年連続、「水セキュリティ」分野では初めて、最高評価のAリストに認定された。

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