
(出所:阪和興業)
M&A阪和興業(大阪市中央区)は9日、子会社の阪和タイランドが、タイ王国においてタイヤ熱分解リサイクル事業者であるパイロエナジーに一部出資したと発表した。
同社グループでは廃タイヤを破砕して製造されるタイヤチップを低環境負荷エネルギーとして日本の産業へ供給しているが、海外では無酸素状態で加熱し物質を分解することで再生資源を生成する「熱分解」というリサイクル方法が主流となっている。熱分解により生成される分解油やカーボン残渣(ざんさ)は燃料用途だけでなく、タイヤの原料としても再利用可能となっている。
今回のPYROへの出資を通じて、熱分解関連製品の付加価値を高め、タイヤメーカーとの連携によるグローバルサプライチェーンの構築を目指す。将来的には分解油やカーボン残渣を合成ゴムやカーボンブラックの原料として化学・ゴム・タイヤメーカーなどに供給することで、タイヤ業界におけるサーキュラーエコノミーの実現を目指す。
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