MOVO Vista、AIが依頼金額を自動提案

サービス・商品Hacobu（ハコブ、東京都港区）は10日、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」（ムーボ・ヴィスタ）で、AI（人工知能）による依頼先・依頼金額の自動提案機能を追加したと発表した。自社の過去配車データを学習し、入力中の案件に類似した依頼先と金額を自動提案する仕組みで、配車業務の効率化と標準化を図る。

新機能では、AIが提案の根拠となる過去案件も同時に提示。経験の浅い担当者でも短時間で適切な依頼内容を作成できる。提案内容はそのまま適用・編集が可能で、依頼送信までの操作を最小限に抑える設計とした。情報保護にも配慮し、提案は各社が保有する自社データのみをもとに行われる。

配車業務は従来、担当者の経験や勘に依存する面が強く、判断ノウハウの継承や休暇取得の難しさが課題とされてきた。ハコブは今回のAI提案機能により、属人的な判断を可視化し、業務の再現性と精度を高める狙い。

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