ロジスティクスDHLサプライチェーン(東京都品川区)は8日、水素を燃料とする燃料電池トラック(FCトラック)の実証走行を日本国内で開始すると発表した。脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環であり、日本政府支援のプロジェクトにパートナー企業として参加し、水素トラックの実用性と環境性能を検証する。

▲水素トラック導入の記念セレモニー(出所:DHLサプライチェーン)
今回導入したFCトラックは高圧タンクに貯蔵された水素と酸素を燃料電池で化学反応させ、発電した電力でモーターを駆動する方式で、航続距離は260キロ。第一弾として、富士通の複数オペレーション間で輸送に活用し、年内にはほかの顧客ニーズに応じて導入範囲を広げる。
同社グループでは、風力、太陽光、EV(電気自動車)とバッテリー、バッテリーと蓄電システム、EV充電、電力網、代替燃料、水素の8つのセグメントについて、エンドツーエンドの物流ソリューションの構築を進めている。2030年までに陸海空輸送の30%に持続可能な燃料の導入を目指す。
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