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トーヨーカネツ、液化水素貯槽大型化へ研究報告

2025年8月20日 (水)

荷主トーヨーカネツは19日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する「水素・アンモニア成果報告会2025」で、「液化水素貯槽の大型化に関する研究開発」の成果を発表したと明らかにした。

この取り組みは、2023年7月から28年3月までの予定で進行中のNEDO事業の一環で、水素発電用として想定される5万立方メートル級の液化水素貯槽の実用化を目指している。発表では、過去に開発された要素技術のシステム化と、それを実証するための10分の1スケールのベンチスケールタンク設計・建設に関する進ちょくが報告された。

同社は、貯槽本体や断熱構造、溶接方法、冷却方式などに関する詳細な設計を終え、建設地選定や高圧ガス保安法に基づく事前協議も実施。今後は試作タンクの建設と評価試験を通じて、商用化に向けた課題抽出を進める。

液化水素の大規模貯蔵技術は、CO2フリーの水素サプライチェーン実現に向けた重要インフラであり、同社は既存の貯槽技術を生かしながら、国内外での事業化を見据えて開発を進めている。

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