行政・団体国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受け、5万立方メートル規模の大規模な液化水素タンクの開発に取り組んでいるトーヨーカネツは21日、今年度以降も継続して助成を受けられることが決まったと発表した。
今年度以降、岩谷産業(大阪市中央区)とともに10分1の大きさのタンクで実証実験を行いながら、実用化に向けた技術的な課題の抽出や開発計画の策定を進める。
NEDOの助成による開発は2023年度にスタート。トーヨーカネツは、これまでタンクの構造の検討を進めるとともに、断熱性や安定性、耐震性などを検証し、基本設計や建設方法などの決定まで進んだ。現在、小型タンクの詳細設計や、実証用タンクの建設地の選定など実証実験の実施に向けた準備を進めている。
大規模液化水素タンクは、水素供給事業者のほか、大口の需要が見込まれる電力、ガス、石油などエネルギー関連企業の利用を想定している。また、水素利用の世界的な広がりを見据え、グローバル市場への参入も目指す。
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