
▲ばら積み運搬船「CORAL HALO」(出所:今治造船)
荷主今治造船(愛媛県今治市)は13日、12日に新笠戸ドック(山口県下松市)で建造した6万4000載貨重量トン型ばら積み運搬船「CORAL HALO」を竣工・引き渡したと発表した。
同船はハンディマックスサイズで、穀物や石炭に加え、鉄鉱石やセメント、鋼材など幅広い貨物輸送に対応可能。貨物艙にはトップサイドタンクとホッパータンクを備え、大型ハッチカバーと船上4基のクレーンにより、荷役効率を高めるとともに港湾設備が不十分な地域でも自力で荷役できる。
環境性能では、IMOの燃費性能指標(EEDI)のフェーズ2要件を満たすだけでなく、将来的に義務化予定のフェーズ3要件にも先行対応。バラスト水処理装置やシップリサイクル条約対応のインベントリリストも搭載し、環境保全を徹底した設計となっている。
全長199.98メートル、載貨重量6万3541トン、航海速力14ノット。燃費改善と推進性能向上を実現した「CORAL HALO」は、多様な輸送ニーズと環境負荷低減を両立する次世代ばら積み運搬船として期待されている。
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