メディカル小林製薬は22日、米国ジョージア州ダルトンにある子会社コバヤシ・アメリカ・マニュファクチュアリング(KAM)の生産エリアと、隣接するコバヤシ・ヘルスケア・インターナショナル(KHI)の営業倉庫エリアの拡張建設が完了したと発表した。竣工式は8月12日に実施し、稼働は2025年度中に順次開始する。
今回の拡張は、米国で需要が拡大するカイロ製品「HOT HANDS」を中心とした生産体制の強化と、構内物流の自動化による効率化を目的とする。新たに整備された生産エリアにより、将来的には生産能力を現在の最大2倍まで引き上げられる見込み。倉庫エリアとは直結しており、生産ラインから保管・出荷までシームレスにデータ連携が可能となったことで、在庫管理の精度も向上する。
拡張施設は延床面積4万3840平方メートル、投資額は80億円。年間生産能力は1億5000万-2億5000万個規模とされ、カイロのほかメガネ拭きや一般用医薬品も取り扱う。物流面では構内輸送の自動化により、従来の人手依存を軽減し、人件費高騰や労働力不足といった課題への対応を図る。投資規模は80億円。
米国では依然としてカイロの認知度が低い地域も多く、小林製薬は販路拡大と新製品開発を進めながら市場成長を見込む。

(出所:小林製薬)
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