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商船三井、石油2社とCTV利用の3社間契約

2025年8月26日 (火)

ロジスティクス商船三井は26日、子会社SeaLoading Holding(ノルウェー)が保有するカーゴ・トランスファー・ベッセル(CTV)「SeaLoader1」をシェル・ブラジル(ブラジル)に使用許可する三者間契約を、トタルエナジーズ(フランス)と締結したと発表した。契約はOSM do Brasil(ブラジル)を通じて行われ、CTV普及に向けた大きな節目となる。

▲SeaLoader 1(出所:商船三井)

SeaLoader1は2020年からトタルエナジーズ向けにブラジル沖サントス盆地で運航されており、FPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)で生産された原油を直接タンカーへ移送している。

従来はシャトルタンカーが一度原油を受け取り、平穏な海域で再積み替えする必要があったが、CTVはFPSOとタンカーを直接接続するため輸送工程を簡素化できる。トタルエナジーズが優先的な使用権を保持しつつ、今回の契約によりシェルも自社貨物の積み出しに利用可能となった。CTVは世界で2隻のみ稼働しており、いずれもSeaLoadingが保有する。

これまでにブラジルで130回以上の荷役実績を積み、従来方式と比べてCO2排出量やコストの削減効果が確認されている。商船三井は石油メジャーとの協業を通じ、原油生産から積み出しまでのサプライチェーン全体で効率化と環境負荷低減を進める。

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