荷主エア・ウォーターは26日、傘下の日本海水(東京都千代田区)が香川県坂出市の讃岐工場で進める石炭火力発電所の木質バイオマス発電所への転換計画が、国の「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」に採択されたと発表した。補助上限額は40億円で、2026年度に着工し、28年度中の運転開始を目指す。
日本海水は国内製塩シェア40%を占め、年間40万トンの塩を生産している。煎ごう工程で大量の電力と蒸気を必要とするため、発電所を併設しているが、讃岐工場では石炭火力により年間13万トンのCO2を排出している。新たに導入するバイオマス発電所により、坂出市全体のCO2排出量の17%を削減できる見込みだ。
燃料には建築廃材や樹皮、間伐材といった国内材を中心に、一部で海外材も活用する計画。森林資源の循環利用を進めることで、同社は30年度にCO2排出量を20年度比で67%削減し、35年度には国内製塩業界で初となるカーボンニュートラルの達成を見込んでいる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。