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コーヒーSC脱炭素化へ、坂ノ途中がGXモデル調査

2025年8月27日 (水)

行政・団体農薬を使用しない農産物販売などを手がける坂ノ途中(京都市南区)は26日、同社の「海ノ向こうコーヒー」事業部が進めるコーヒーサプライチェーンの脱炭素化調査が、経済産業省の2024年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されたと発表した。

(出所:坂ノ途中)

対象はパプアニューギニア、タイ、インドネシアの3か国で、栽培から輸送までのサプライチェーン全体における温室効果ガス(GHG)排出を可視化し、削減と生産地の所得確保を両立するGX(グリーントランスフォーメーション)モデルの構築を目指す。

調査ではライフサイクルアセスメント(LCA)分析を用いて排出要因を特定し、資材利用やエネルギー消費など現地の実態を把握。アグロフォレストリーや有機肥料の活用、バイオ炭や残さの再利用などを組み合わせた技術的施策を検討する。さらに現地でのパイロット実証を通じて有効性を確認し、将来的には他地域への展開も視野に入れる。

EUDR(欧州森林破壊防止規則)が25年12月に適用開始されるなど、国際的に持続可能なコーヒー生産への要請が高まるなか、同社は生産から輸送までを含めたGXモデルを構築し、環境負荷低減と地域経済の安定に資するサプライチェーンづくりを進める。

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