調査・データ日本航空(JAL)は8月29日、国内初となる水素燃料電池を活用した航空機けん引車の試験運用を開始すると発表した。JALUX(ジャルックス、東京都港区)、JALエアテック(大田区)と共同で取り組み、羽田空港で12月まで実証を行う。

▲2025年8月28日に行われたお披露目イベントの様子(出所:日本航空)
今回の車両は、27年間使用したディーゼル型けん引車を水素燃料電池車両に改造したもの。1回の水素充てんは週1回、35メガパスカルで20分間行い、最大10キロを搭載して70キロ前後の走行が可能。中小型機のプッシュバック作業に使用する。JALが運用、JALUXが事業実施、JALエアテックが保守・充填を担い、タジマモーターコーポレーションが開発・改造を担当する。
空港での地上支援車両(FCGSE車両)の電動化は、CO2排出削減と水素需要創出を目的とした東京都の支援事業の一環。今回の実証は航空業界の脱炭素化や次世代エネルギー導入に寄与する。
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