拠点・施設霞ヶ関キャピタルは1日、川崎市東扇島で冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH 東扇島II」を着工したと発表した。完成は2028年1月。
施設は、労働力不足や冷凍庫内の過酷な就労環境といった物流現場の慢性的課題に対応するため、自動ラックを用いて冷凍保管エリアの入出庫を完全自動化する。倉庫部分は2層構造で、1層目をトラックバースや荷捌き用の5度帯とし、2層目に天井高27メートルの吹き抜け空間を設け、マイナス25度帯の冷凍エリアに2万664パレットを収容できる自動ラックを導入する。これにより、庫内作業員が日常的に入らずに済む仕組みを実現した。

▲冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH 東扇島II」(出所:霞ヶ関キャプタル)
立地は首都高速湾岸線・東扇島インターチェンジ(IC)から1.7キロの湾岸エリアで、冷凍・冷蔵施設が集積する地帯にある。関東全域への配送や輸出入貨物の集約拠点として高い利便性を備える点も特徴だ。
環境対応としては、2030年のフロン規制を見据え自然冷媒を採用。さらに屋上には太陽光発電パネルを設置し、再生可能エネルギーによる電力供給を取り入れる計画だ。省エネと脱炭素化の両面から、持続可能な物流インフラのあり方を追求する。
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