拠点・施設SGホールディングス傘下で保険や燃料販売など多角的事業を展開する佐川アドバンス(東京都江東区)は1日、防災備蓄品管理センター「防災BASE」(同)を開設したと発表した。自治体や企業の防災体制構築を支援する拠点として運営する。
地震や豪雨など災害の頻発を背景に、防災備蓄品の調達・管理・配送には効率性と即応性が求められている。しかし、多くの自治体や企業では知見やリソース不足から備蓄品の適正管理や体制づくりに課題を抱える。佐川アドバンスはこれまで、食品の賞味期限や分散在庫の管理を可能にする「防災備蓄品管理システム」を独自に構築。グループの物流機能と掛け合わせることで、災害時の支援体制を強化してきた。「防災4.0」を掲げ、デジタルやAI(人工知能)の活用を取り入れた次世代型防災の実現を目指す姿勢も示している。
防災BASEでは、備蓄品の調達から再流通までを包括的に支援するほか、災害用トレーラーハウスや医療コンテナの開発、体験型防災イベントの企画にも取り組む。また、ウェブプラットフォームを通じて情報発信と相談窓口機能を強化し、防災に関わる新たな商材やサービス創出にもつなげる考えだ。
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