調査・データKDDIスマートドローン(東京都千代田区)は4日、新潟県妙高市と共同で、山小屋への燃料輸送を目的としたドローンの航路、運用体制構築を完了したと発表した。上空電波(4G LTE)を活用したレベル3.5飛行による燃料輸送モデルを確立した。
実証は8月4-6日と25‐26日の2回にかけて実施。標高2100メートルにある高谷池ヒュッテまで、笹ヶ峰駐車場から片道4.8キロをDJI製「FlyCart 30」が自律飛行し、ペイロード重量26キロの荷物を輸送した。

▲実証のイメージ(出所:KDDIスマートドローン)
荷物はウインチシステムで山小屋に配置後、バッテリー交換なしで出発地点まで帰還した。今回の検証により、麓側の操縦者1人による目視外飛行の有効性を確認した。
従来の山小屋輸送はヘリコプターや歩荷に依存していたが、コストや人員不足の課題があった。新たなドローン運用モデルは、輸送効率化と人員負荷軽減に寄与する取り組みであり、地域物流における持続可能な手段としての実用化が期待される。
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