行政・団体国土交通省が公表する行政処分情報を基に、X Mile(クロスマイル、東京都新宿区)が集計した7月度のトラック事業者行政処分レポートによると、処分件数は前年同月比6件減の72件だった。
違反内容の内訳では、教育・指導関連が108件(前年同月比2件減)と直近3か月ぶりに増加したものの、点呼は54件(同26件減)、勤務時間は33件(23件減)、定期点検・整備は30件(4件減)、運行管理・記録・指示は29件(29件減)と、前年比では多くの項目で減少が見られた。
端緒別では、死亡・重傷事故(全体の23.6%)、酒気帯び(2.8%)、過積載(4.2%)といった明確な過失を起因とする監査が増加。労働局からの通報や合同調査も一部を占め、労務管理を含む多面的な監視強化がうかがえる。
都道府県別では、東京が死亡事故を端緒とする案件2件を含む6件で最多、次いで福島と埼玉が各5件だった。埼玉では公安委員会の通報に基づく処分が複数発生し、救護義務違反など深刻な事案が確認された。福島も点呼や運行指示書関連の違反が重なり、件数が伸びた。
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