三菱電機、恵那市に鉄道社両用部品の工場建設

拠点・施設三菱電機は15日、岐阜県恵那市の恵那テクノパークに鉄道車両用電機品を生産する新工場を建設する、と発表した。同日、恵那市などと立地協定を締結した。今後は20日に岐阜県土地開発公社と土地売買契約を締結し、2月着工、11月に完成させ、2015年4月に稼働を開始する。

同社では、主電動機や制御装置などの鉄道車両用電機品を兵庫県尼崎市にある伊丹製作所をマザー工場として海外4か国で生産しているが、伊丹製作所を含む尼崎地区は工場敷地が手狭になっていることから、生産能力増強を図るために伊丹製作所の分工場を建設するもの。

恵那テクノパークは、敷地面積、交通の利便性、電気・水道のインフラ面などの条件が整っており、隣接する中津川市の中津川製作所など、中部地区の既存工場の資材調達や人的な面での支援も見込めるとして、新工場建設用地として選定した。

■新工場の概要
工場名：三菱電機伊丹製作所恵那工場
場所：岐阜県恵那市三郷町佐々良木地内（第3期恵那テクノパーク）
取得用地：4万7592平方メートル
延床面積：1万9943平方メートル
構造：S造3階建
主な用途：生産・製品試験ライン、事務所
主な製品：鉄道車両用電機品
着工時期：2014年2月
完成時期：2014年11月
稼働開始：2015年4月
投資金額：75億円
従業員数：100人（稼働開始時）
環境対策：・LED照明全館適用・太陽光発電設備（将来）