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JR貨物、10-12月の荷動き堅調、コンテナ5.3%増

2014年1月16日 (木)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)がこのほど発表した、2013年10-12月期の輸送動向によると、荷動きは10月の自然災害による輸送障害の影響を受けたものの、景気回復や円安を背景に国内生産が堅調に推移し、全体では前年を上回った。

10月に発生した3度の台風接近など自然災害に伴う輸送障害が影響し、高速貨251本、専貨9本が運休した。前年同期は、高速貨309本、専貨6本が運休。

コンテナ貨物は、自動車部品が現地調達化の進展によって前年を下回ったものの、震災により被災した生産拠点の復旧、円安で国内供給が増加した紙・パルプ、引続き順調な発送の積合せ貨物、売行き好調で出荷が旺盛となった食料工業品などが前年を大きく上回り、全体では前年比5.3%増となった。

車扱貨物は、石油が10月上旬に価格の先高感を受けて出荷が旺盛となったものの、12月上旬の気温上昇、価格上昇により減送となったほか、一部顧客が、7月の山口地区の豪雨の影響により山口線の一部区間が線路不通となっていることから減送となった。これらの結果、車扱貨物全体では3.3%減となった。