
▲新工場外観(出所:中外医薬生産)
メディカル中外医薬生産(三重県伊賀市)は25日、OTC医薬品の安定供給体制を強化するため、新工場「みどりヶ丘第三工場」を建設すると発表した。総投資額は100億円で、2026年12月に完成、27年春の稼働開始を予定する。
新工場は既存の第一・第二工場と名阪国道を挟んで向かい合う位置に設置し、「ツインファクトリー」として一体的に運営する。延床面積は8009平方メートルで、固形剤(錠剤・顆粒剤)を中心に年間20億錠・2000万箱の生産能力を備える。稼働後は生産性を従来比最大3倍に高める計画で、太陽光発電や廃棄資材削減により製品あたりのCO2排出量半減も目指す。
人材面では70人の新規雇用を見込み、27年度から3年間にわたり年率5.5%の賃上げを実施する方針。性別を問わず研究・製造・品質管理職を採用し、女性の活躍を支える設備も整える。
同社はODM(研究開発型製造受託)を強みにスイッチOTC薬を含む新製品開発を進める。セルフケア需要の拡大を背景に、健康寿命の延伸や社会保障費の抑制に寄与するとしており、地域経済の活性化や人材育成にもつなげたい考えだ。
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