ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ABB、ロボットの視覚認識能力高める技術を開発

2025年9月25日 (木)

サービス・商品スイスに本社を置くABBロボティクス&ディスクリート・オートメーションは24日、ロボットが周囲を認識する能力を高める視覚駆動型自律システム「OmniCore EyeMotion」を開発したと発表した。ロボットが、カメラやセンサーを使って周囲の状況を認識し、複雑な状況でもリアルタイムに対応できるようになる。同社は、人間の介入なしで多様な複雑なタスクを自律的に計画・実行できる「自立型汎用ロボット」(AVR)の実現に向けた重要な技術の一つだとしている。

同システムでは、ドラッグ・アンド・ドロップでセンサーやカメラを操作できるシンプルなウェブインターフェースを通じて、高速な画像取得と認識が可能になる。これによって、部品の仕分けから品質検査まで、ロボットによる作業時間を短縮し、自動車や電子機器の製造から、物流、包装、食品・飲料業界に至るさまざまな分野でロボットを活用できるようになる。さらに、同社の独自機能と組み合わせれば、障害物や移動体との衝突を回避するための最適な経路を人の介入なしで、リアルタイムに計画・実行できるようになり、自律性が向上し、サイクルタイムを最大50%短縮する。

(出所:ABBロボティクス&ディスクリート・オートメーション)

同社は、高度なセンシング能力や知覚能力、視覚的推論力を持ち、自律して複雑な作業を遂行するAVRの実現を目指しており、新たなシステムは「実現に向けた新たなマイルストーンとなる」としている。

同システムは23日から中国・上海で開催されている「第25回中国国際産業博覧会」(CIIF)で展示されている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。