ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

マースク、用船200隻の大規模改修開始

2025年10月6日 (月)

(出所:マースク)

ロジスティクスAPモラー・マースク(デンマーク)は2日、50社の船主と連携し、定期用船隊200隻を対象とした効率化改修プログラムを開始すると発表した。プログラムは、燃料効率と貨物積載量を改善し、スロットコストと温室効果ガス排出量を削減することを目的としている。

改修の中心は、プロペラやバルバスバウ(船首部の流線装置)交換を含む水中形状の最適化で、流体抵抗を抑える設計が導入される。また、補助エンジンの廃熱回収システムやシャフト発電機の導入によって補助動力の効率化も図られる。さらに、構造面ではデッドウェイト能力の強化、ラッシング設備改良、荷役支援システムの更新などが含まれる。

これらの改修コストはマースクと各船主で分担され、既に1500件超の個別プロジェクトが完了または実行中。今後2027年までにさらに1000件を計画している。マースクは、22年を基準年として30年までにスコープ1排出量を35%削減する目標を掲げており、燃料転換までの間の実践的手段としてこうした改修を位置付けている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。