荷主三菱化工機は9日、官民学連携プロジェクト「KAWASAKI SOUL」を始動したと発表した。第1弾では、川崎のソウルフード「元祖ニュータンタンメン本舗」を水素で調理するポップアップ店「水素|ノー炭炭メン本舗」を、11月2日の「みんなの川崎祭」で展開する。
水素の運搬には、那須電機鉄工、日本フイルコン、三菱化工機が開発した水素吸蔵合金タンク(MHタンク)を使用。圧縮設備や配管に依存せず、イベント会場へ水素を配送し、現地で燃焼式の水素バーナーや燃料電池電源に供給する仕組みを採用した。
調理用プロパンと比べてCO2排出量を2.5キロ削減でき、可搬式のため災害時電源や仮設フードサービスなど、間欠的な需要にも対応しやすい。中西製作所とヒートエナジーテック(横浜市港北区)が水素調理機器を担当し、学生組織「まるっとサステナCAMP」や川崎市と連携。水素の“ラストワンマイル”を可視化することで、地域ブランドと脱炭素の両立、小口分散型の水素物流モデル創出を目指す。
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