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九州西濃×リフェコ、食品ロス青果を動物園へ再活用

2025年10月10日 (金)

環境・CSR再生可能エネルギー事業を展開するリフェコ(福岡市博多区)とセイノーホールディングス傘下の九州西濃運輸(同)は10日、福岡市動物園と連携し、食品ロス削減に向けた新たな取り組みを9日から本格始動したと発表した。

このプロジェクトは、コストコ久山倉庫店で発生する販売不可能な青果物を九州西濃運輸が福岡市動物園まで輸送し、動物たちの餌として活用するもの。輸送にかかる費用はリフェコが支援し、企業間連携によって持続可能な資源循環の実現を目指す。初回配送では、バナナやオレンジなどの果物が届けられ、アジアゾウが美味しそうに食べる姿も確認された。

▲青果物が入ったコンテナを運ぶトラックドライバー(出所:リフェコ)

年間3トン、ゾウ1頭の30日分の餌量に相当する廃棄青果物が有効活用される見込みで、福岡市動物園にとっても飼料コストの軽減やSDGsへの貢献といった多面的な効果が期待されている。

九州西濃運輸は、すでに2025年2月より長崎バイオパークとも同様の取り組みを展開しており、今回の福岡市動物園との連携は2例目。これによりフードロス削減と物流業の新たな価値創造を図っている。リフェコは24年に同園へ太陽光発電システムを寄贈しており、地域との継続的な環境協力を推進してきた背景がある。

両社は今後も、業界の垣根を超えた持続可能な資源循環モデルの確立に向けて、九州全域への取り組み拡大を視野に入れている。

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