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DHLとNY大学、世界貿易の成長持続を指摘

2025年10月15日 (水)

ロジスティクスDHL(ドイツ)は14日、ニューヨーク大学スターン経営大学院と共同で「グローバル・コネクティッドネス・トラッカー2025特別版」を公表した。米国の関税引き上げが続くなかでも、国際貿易と企業投資の動向を体系的に分析し、世界貿易が依然として成長基調にあると指摘した。

同報告によると、25年上半期の国際貿易量は、パンデミック後を除けば10年以降で最速の伸びを示した。米国の輸入は関税発効前の前倒し需要で急増し、中国はASEANやアフリカ、EU向け輸出を拡大することで米国向け減少を補った。地域別では北米の成長見通しが2.7%から1.5%に下方修正された一方、中南米や中東・北アフリカは上方修正された。

また、取引の平均距離は5000キロに達し、域内取引の割合は51%と過去最低を記録。地政学的対立が深まるなか、世界経済が大きく分断される兆しは確認されていない。DHLは、保護主義の影響はあるものの、企業は依然として海外市場を重視し、国際的な供給網を維持していると分析している。

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