ロジスティクスフェデックス(米国)は16日、中国と欧州を結ぶ航空貨物便を週5便追加し、上海と広州の両拠点からパリ・シャルルドゴール空港に直行する新ルートを開設したと発表した。年末商戦を控えた輸送需要の増加に対応し、アジアと欧州間のサプライチェーンを支える体制を強化する。
新設便は、広州のアジア太平洋ハブから週3便、上海国際エクスプレス・カーゴハブから週2便が発着し、いずれもボーイング777貨物機で運航される。これにより、同社のアジア―欧州間の運航便数は週26便に拡大。主要欧州都市への配送時間は最短48時間に短縮される。
フェデックスによると、中国の対EU貿易額は2025年上半期に前年同期比3.5%増の2兆8200億元に達し、EUは中国の第2の貿易相手国となっている。欧州向け輸出では自動車部品や繊維製品、家電などの需要が伸びており、旺盛な越境EC(電子商取引)需要に対応する輸送網の整備が急がれている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。