
▲発電機向けFCモジュール(出所:豊田自動織機)
サービス・商品豊田自動織機は17日、発電機向けの8キロワット燃料電池(FC)モジュールを発売した。FCスタックやエアコンプレッサー、水素循環ポンプなどを一体化した構成で、発電機などへの搭載を容易にすることで、FC製品メーカーの開発期間短縮を図る。
モジュールは定格出力8キロワット、電圧48ボルトで、外形寸法は幅440ミリ、高さ558ミリ、奥行650ミリ(冷却装置外付けモデル)などとなる。質量は最大159キロ。冷却装置内蔵型と外付け型の2種類を用意し、排熱利用に対応する仕様も含まれる。
動作環境は標準仕様で0-40度、氷点下仕様はマイナス20-40度。水素供給圧力は0.6-1.6メガパスカルで、低圧仕様も設定される。同社は主要部品の内製化により小型化を実現した。
水素利活用の拡大にはFC製品の普及とインフラ整備が課題となっている。今回のモジュール供給は、建設現場や屋外イベントなどでの小型発電用途に対応し、サプライチェーンの脱炭素化や分散型電源の拡充に寄与する。
同社は同製品を10月30日-11月9日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Japan Mobility Show 2025」に出展する。
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