ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

中村屋、ファイパイロットで需給調整効率化

2025年11月18日 (火)

サービス・商品中村屋(東京都新宿区)は18日、フェアウェイソリューションズ(千代田区)の需給調整支援システム「φ-Pilot(ファイパイロット)」を導入し、販売計画と在庫管理の一元化による業務効率化を実現したと発表した。

同社では従来、販売や在庫補充の計画を部門ごとにExcelで管理していたため、情報の分断や調整の遅れが課題となっていた。特に、賞味期限が短くアイテム数が多い和洋菓子を扱う販路では、在庫や鮮度の管理に大きな負荷がかかっていた。これに対応するため、2023年に「製販最適化プロジェクト」を立ち上げ、全社視点で需給調整の仕組みを見直す取り組みを開始。その一環として、φ-Pilotの導入が決定された。

φ-Pilotは直感的な操作性と、賞味期限や出荷期限の管理といった食品業界特有のニーズに対応した機能を標準搭載しており、現場の導入ハードルが低い点が評価された。導入後は、週3回の短時間ミーティングで販売・在庫の状況をリアルタイムに共有。全社共通の指標で意思決定が行えるようになったことで、判断のスピードと正確性が向上した。また、在庫基準量のマスタ化やExcel業務の削減によって属人化を解消し、東日本エリアでは年間約1500時間の業務削減効果が見込まれている。

今後は、西日本エリアへの展開を予定しており、全国レベルでの需給調整の標準化と高度化を進める考えだ。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。