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アスエネ、欧州の制度知見と連携し排出量管理高度化

2025年11月20日 (木)

ロジスティクスアスエネ(東京都港区)は20日、英国・ロンドンを拠点とするシーバンブー(CBAMBOO)とパートナーシップ契約を締結したと発表した。CBAMBOOは2023年設立のSaaS企業で、EU(欧州連合)輸入企業向けに排出量データの一元管理や課税算定を提供しており、100社以上の導入実績を持つ。

両社は、26年1月施行予定のEUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)に対応するため、企業の脱炭素経営と制度対応を支援する。CBAMは鉄鋼や肥料などの輸入品に炭素価格を課す制度で、輸入企業は排出量の算定や課税管理を厳格に行う必要がある。サプライチェーン全体の排出量管理が価格競争力に直結するため、日本・アジアのEU向け輸出企業も対応が必須となる。

同社は、製造業を中心にアジアで導入実績があるCO2排出量の見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」(アスエネ)を展開しており、今回の提携により、欧州の高度な制度知見を持つCBAMBOOのプラットフォームと連携。ASUENE導入企業にCBAM対応機能を提供し、排出量データの収集から課税算定、報告書作成までを支援する。

両社は今後、共同オンラインセミナーの開催などを通じて制度動向や実務対応の最新情報を発信し、企業の脱炭素経営と国際報告対応を促進していくとしている。

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