荷主三菱電機は20日、鉄道車両の自動運転や沿線の安全確認作業の効率化に寄与する、業界初の鉄道向け長距離LiDAR(ライダー)を開発したと発表した。最大で600メートル先の人や障害物を検知でき、2027年度の製品化を目指す。

▲長距離LiDARの構造(出所:三菱電機)
新開発のLiDARは、ガルバノスキャナを活用し、水平・垂直の視野角を小さく設定することで、点群密度を向上。これにより遠方でも高精度な検知が可能となった。鉄道車両の運転席に搭載することで、600メートル先の人の検出ができるほか、沿線に定点設置すれば、同距離の小さな落下物も検知できるという。
さらに、LiDAR制御装置には物体検出AI(人工知能)を搭載。取得した点群をグラフ構造に変換し、独自のグラフニューラルネットワークを用いることで、人・車・自転車などの障害物を高速・高精度に識別可能としている。
この開発品は11月26日から幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「第9回鉄道技術展2025」で初公開される予定。LiDAR技術の鉄道分野での応用拡大や、将来的な高速道路監視などへの展開も視野に入れている。
三菱電機は、技術革新を通じて、輸送現場の安全性と作業効率の両立に寄与するとしている。
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