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三景、ベトナムに環境対応包材の新工場を設立

2025年11月21日 (金)

拠点・施設三景(名古屋市北区)は21日、ベトナム・フンイエン省に環境対応型包装資材の新工場を開設し、11日に稼働を開始したと発表した。海外進出は同社初で、2026年1月からの本格稼働を予定している。

新工場はSankei Manufacturing Vietnamの名で運営され、日系電子機器メーカー向けの不織布製品を中心に製造する。所在地はミンドゥック工業団地内で、現地生産による東南アジア市場への供給体制強化を図る。設計提案から試作、量産、物流までを一貫対応し、特に再生原料やバイオマス素材など環境配慮素材に対応した高度な加工技術の確立に取り組む。同社は新拠点を「環境包材のマザー工場」と位置付け、生産能力の増強とともに、物流面では現地供給の効率化、日本向けには本社および三重県工場との連携による短納期化とコスト削減を狙う。

背景には、SDGsや脱炭素の流れに伴う企業の環境対応需要があり、東南アジアへの生産シフトを進める日系企業への対応が急務となっている。三景は1958年創業の老舗包装資材メーカーで、風呂敷製造を原点に不織布製品を中心とした企画・製造・販売を展開してきた。今回の取り組みにより、「日本品質×現地生産」によるグローバルな包材供給体制の確立を目指す。

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