調査・データ「多様な働き方」を調査研究するツナグ働き方研究所(東京都中央区)は25日、単発、短時間、短期間で働く「スポットワーカー」の雇用状況を定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」のことし8月分の結果を公表した。平均時給は1306円で前年同月比124円の増、前月比では12円の減となった。求人倍率は2.60倍で前年同月比0.14ポイント増、前月比では1.25ポイント低下した。
同研究所によると、8月は求人数が2万7215件、求職者数は1万463人で、求人数が前月より27.4%と大幅に減少する一方。求職者数は7.4%増加した。前年同月比では求人数が28.7%の低下で、求職数も32.5%下がるなど、規模が縮小している。
職種別の求人倍率では、運送・ドライバーが7.63倍と前年同月より0.54ポイント伸びた。倉庫内・軽作業は1.66倍で同0.53ポイントのマイナスだった。
先行景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は6万5170件で、前月比17.3%減、前年同月比29.3%減だった。4か月連続で前年を下回っている。主要職種では運送・ドライバーが6967件で前月比37.9%減となったものの、前年同月比では0.2%増とほぼ横ばいだった。倉庫内・軽作業は1万4268件で前月比20.2%減、前年同月比46.2%減と減少幅の大きさが目立った。
スポットワーク平均時給を職種別にみると、主要職種の中で最も高いのは倉庫内・軽作業の1306円で、運送・ドライバーは1276円だった。
リクルートの「アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると、通常のアルバイト平均賃金は1268円で38円上回った。9か月連続で通常アルバイト平均時給を上回っている。倉庫内・軽作業はアルバイトの時給を64円上回ったが、運送・ドライバーは2円下回った。
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