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九州に初スマートロッカー、起点の配送網拡大

2025年11月27日 (木)

サービス・商品JR東日本スマートロジスティクス(東京都墨田区)は27日、JR九州と連携し、多機能ロッカー「マルチエキューブ」をJR博多駅に12月3日に設置すると発表した。同社が九州にマルチエキューブを導入するのは初めてで、駅を起点とする手荷物配送や非対面受け取りサービスを地域に広げる。同日からはエニキャリ(千代田区)がロッカーと連携したホテル向け当日配送を開始し、観光客の手ぶら移動を支援する。

マルチエキューブは「預入・予約・受取・発送」を1台で担うスマートロッカーで、東京駅や新宿駅など首都圏を中心に全国223駅で計685台が稼働している。博多駅への設置は九州で初めてとなり、冷蔵機能付きボックスも備える。設置場所は博多口側の阪急連絡通路で、営業時間は5時から翌0時30分。

エニキャリが担う「ロッカーホテル即配サービス」では、当日9時30分までの予約と11時までの預け入れを条件に、福岡市博多区・中央区のホテルに当日夕方以降に届ける。今後は佐川急便と連携した住所配送サービスも12月下旬に開始予定で、ロッカーを起点とした多様な配送経路を整備する。

駅ロッカーの高度化は、観光需要への対応だけでなく、EC(電子商取引)の受け取りや再配達の代替など、都市物流の負荷軽減にも効果がある。JR東日本スマートロジスティクスは、九州内での設置拡大や新幹線を利用した即日荷物輸送サービス「はやっ!便」との連携強化を進め、駅を地域物流のハブとする取り組みを加速する方針だ。

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