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国内コンテナーボード市場、33年に100億ドル規模

2025年12月3日 (水)

調査・データReport Ocean(レポートオーシャン、東京都中央区)は2日、日本のコンテナーボード市場が2024年の58億9000万ドルから33年には100億ドルに拡大すると発表した。25年から33年までの年平均成長率(CAGR)は6.16%と見込まれ、サステナブル包装需要の高まりと製紙業界のデジタル革新が成長の原動力となる。

コンテナーボードは古紙や木材パルプを原料とした板紙で、耐久性と保護性能に優れ、EC(電子商取引)や食品、医薬品分野などでの包装資材として需要が急伸している。特に高機能素材を求める業界では、軽量かつ高強度、耐湿性能を持つパッケージングのニーズが高まっており、物流の効率化にも寄与している。

また、日本国内の古紙回収率の高さを背景に、リサイクルパルプを活用した製品開発が進んでいる。ESG対応や脱炭素政策への取り組みも加速し、企業は再生材比率の引き上げやゼロエミッション工場の導入を積極化。今後の環境規制強化を見据えた差別化戦略が競争優位性を左右する。

一方で、スマートファクトリー化の流れも市場に大きな影響を与えている。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)を活用した品質管理や需要予測の導入により、生産効率の向上とコスト削減が図られており、製紙業界は高度なデジタル化へと舵を切っている。

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