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グリッド、AI最適化で産業横断の技術共創室新設

2025年12月3日 (水)

ロジスティクスグリッド(東京都港区)は3日、複数産業にまたがる社会実装を推進する新組織「技術共創室」を新設したと発表した。AI(人工知能)と最適化技術を軸に、単一企業や部門の枠を超えた「全体最適」を追求し、未来の社会システムの設計を加速する。

技術共創室は、同社の中核技術である「意思決定の最適化」を産業間へ拡張し、異業種連携による構造改革を目指す。AIによる経営判断とロボティクスなど現場の実装を統合し、物流・製造・エネルギー・モビリティーといった分野での応用を想定。多様な産業課題を数理モデルで捉え直すことで、企業間の壁を超えた連携を実現する。

同社によると、例えばEV(電気自動車)を「移動する蓄電池」として再定義することで、自動車と電力の融合的最適化が可能となるなど、産業横断の視点が新たな価値創出に直結するとしている。責任者を務めるCTOの梅田龍介氏は、「非効率な社会構造を変革することで、日本全体の競争力底上げに寄与する」と述べている。

国内では人手不足や需要構造の変化により、業種を超えた連携による効率化が急務となっている。今回の取り組みは、次世代社会インフラの基盤形成と、持続可能な経済成長に向けた一歩となる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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