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ディオール、AR×AI導入で出荷管理を85%短縮

2025年12月4日 (木)

ロジスティクススキャンディット(東京都渋谷区)は4日、アパレル大手のクリスチャン・ディオール(フランス)がスキャンディットのスマート・データ・キャプチャー技術と、サプライチェーンソフトウエア企業ハーディス・サプライチェーン(フランス)の倉庫管理システム(WMS)を組み合わせ、サプライチェーン・ロジスティクス改革に着手したと発表した。AR(拡張現実)とAI(人工知能)を活用したバーコード認識技術により、倉庫と店舗をまたぐオペレーションの効率化を進め、出荷管理時間を最大85%短縮したという。

▲ハンドヘルド端末に導入されたスキャンディットとHardis WMS(出所:スキャンディット)

ディオールは、スキャンディットの「MatrixScan Count」をハーディスWMSに統合。倉庫作業者が複数のバーコードを同時に読み取り、アプリ上でARオーバーレイによるフィードバックを得ながら作業できるようにした。注文準備の精度向上に加え、破損・不鮮明なバーコードにも対応し、ハンドヘルド端末のみで入庫や棚出しなどのワークフローを自動化できる。

またMatrixScan Findは、ピッキング工程や店舗での価格更新業務を支援し、目的商品の探索時間を短縮する。ディオールは今後、繁忙期に増える新規スタッフの研修時間短縮や在庫カウント業務への適用を進めるほか、ハーディスWMSを導入する世界各地の配送センターへの展開を計画する。

スキャンディットとハーディスは、追加のハードウェア投資を伴わずに現場オペレーションを高度化できる点を強調し、高級ブランドのサプライチェーン改革を後押しする取り組みとして位置づけている。

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