M&A吉辰商事(東京都目黒区)は5日、業務用食品卸最大手の東亜商事(千代田区)と業務提携を締結したと発表した。食品流通業界全体の生産性向上を目的に、両社のネットワークとDX(デジタルトランスフォーメーション)サービスを組み合わせ、業界の効率化と標準化を進める。

(出所:吉辰商事)
提携では、東亜商事が全国13拠点の営業網を生かし、吉辰商事が展開する在庫管理・発注最適化システム「FOOD-LOGI」などのDXソリューションの販売・導入支援を行う。吉辰商事は同社の流通網や現場知見を取り込み、食品流通のデジタル化を横断的に推進する。
また両社は「IT導入補助金」制度に関するコンソーシアム協定書も締結し、補助金を活用した中小・地域卸へのDX展開体制を整えた。東亜商事は自社でもFOOD-LOGIを導入し、在庫管理や発注業務の最適化に取り組む。
食品流通業界では、人手不足や非効率な受発注の改善が課題となっている。両社の協業は、卸売・小売・飲食店など多様な事業者の業務効率化に寄与し、業界全体の安定的な運営体制の構築につながる。
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