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調査・データダイセーホールディングス（東京都千代田区）は15日、同社グループのダイセー倉庫運輸（愛知県小牧市）の外国人技能実習生の受け入れ状況について発表した。22年から外国人クルーの定期採用を開始し、これまでに技能実習生を中心に計23人を採用。定着率は91.3％と高水準を維持している。
（出所：ダイセーホールディングス）
同社は外国人クルーの増加を受け、ことし7月に専任のグローバル人事担当者を配置。採用から育成、生活サポートまでを一元的に担う体制を整えた。着任後すぐに、入社初期の3週間にわたる集合教育を導入し、安全教育や日本語コミュニケーション、基本動作を体系的に学ぶ仕組みを構築。現場配属後の早期戦力化につなげている。
生活面では、通院や役所手続きへの同行、会社契約アパートの提供、定期面談、交流イベントの開催など、きめ細かな支援を実施。日本人クルーと外国人クルーによるマンツーマン指導体制を徹底することで、受け入れ側の日本人クルーにも傾聴の姿勢が育ち、結果として職場全体のコミュニケーション力向上にもつながっているという。
こうした取り組みの成果として、技能実習生として来日したマインさんはことし、日本語能力試験の最難関であるN1に合格。業務経験の幅を広げるため、自ら希望して別センターへの異動を実現するなど、主体的にキャリアを築いている。現在は「工業包装」職種で働いているが、今後も日本で長く働くため、特定技能「ドライバー」への転換を見据え、運転免許の取得にも意欲を示している。
同社は今後、ベトナムの大学生インターンの受け入れも予定しており、採用の多様化を進める考えだ。引き続き、外国人クルーが長期的に活躍できる職場環境づくりを推進していくとしている。
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