国際フォルクスワーゲン(VW、ドイツ)は17日、傘下のパワーコー(同)がザルツギッターでギガファクトリーを稼働させ、バッテリーセルの現地生産を開始したと発表した。
稼働を開始したザルツギッター工場では、グループ初となる統合型バッテリーセル「PowerCo Unified Cell」の量産が始まった。第1段階では年間20ギガワット時の生産能力を確保し、最大で40ギガワット時まで拡張可能としている。敷地面積は6万9000平方メートルを誇る。

(出所:フォルクスワーゲン)
統合セルはニッケル・マンガン・コバルト(NMC)系で構成され、従来比で10%高いエネルギー密度を持つ。グループの新型パックシステムと連動しており、航続距離や性能面での効率化を図る。また、工場内では再生可能エネルギーのみを使用し、年間で最大11万5000トンのCO2排出削減効果が見込まれている。
今後、スペイン・バレンシア、カナダ・セントトーマスにおける新工場展開の青写真とも位置づけられており、ザルツギッターでの知見が他地域に転用される予定だ。
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