国際欧州大手小売のオットー・グループ(ドイツ)は22日、倉庫内ロボットを統合的に制御するAI(人工知能)基盤の導入を進めていると発表した。イタリアのITサービス企業リプライ傘下のロボバース・リプライと、エヌビディア(米国)との協業により、AI駆動の仮想制御システム「Robotic Coordination Layer」を構築した。
中核となるのは、倉庫内環境を高精度に再現したデジタルツイン。自律走行搬送ロボット(AMR)や定置型設備の位置、動線、相互作用を仮想空間上で可視化し、実環境と連動させる。ロボバース・リプライがロボット統合と3Dモデリングを担い、実際の倉庫をデータ基盤として再現した。
この制御層は、オットー・グループの傘下のワンオー(ドイツ)が開発し、ロボットのフリート管理システムやWMS(倉庫管理システム)と接続する。複数メーカーのロボットを一元管理できるほか、倉庫レイアウト変更や新たなロボット導入を仮想空間で事前に検証できる点が特徴だ。繁忙期対応や停止時間の最小化、異種ロボットの協調運用を可能にする。
デジタルツイン構築には、ボストン・ダイナミクス(米国)の四足歩行ロボット「Spot」に搭載したスキャナーやカメラで取得したデータを活用。エヌビディアの「Omniverse」やロボット開発基盤「Isaac」を用い、シミュレーションやKPI算出を行う。これにより、ロボットの学習、訓練、配置変更を迅速に行えるとしている。
実証はオットー・グループのヘルメス・フルフィルメント(ドイツ)物流センターで開始され、今後は他拠点への展開を見込む。
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