ロジスティクス高砂香料工業は21日、北米のフレグランス事業で新たな生産施設を購入し、生産体制を強化すると発表した。
同社の北米事業拠点である高砂インターナショナル・コーポレーション(米国)では、事業の拡大に伴いフレグランスの生産能力の拡張が必要になっていたことから、新しい生産施設を獲得するとともに、最新鋭設備の設置を進めることで、将来の成長に向けた生産能力を確保する。製造・物流を一体化し、供給体制の効率化を図る狙いもある。
具体的には、フレグランスの製造工場原料・製品倉庫などの関連施設を約900万米ドル(約7.5億円)で購入する。新拠点の敷地面積は8万950平方メートル、建物面積約1万2100平方メートルで、生産能力は約1万5000トン。改修工事を経て2012年初旬に稼働を開始する。
同社では「生産体制の強化により世界最大の香料市場で積極的なビジネス展開を進めていく」としている。